メディヘン3から4への記事移行用なので3.5
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創元SFは最近扱う作家数がとみに少ない分、厳選しているんだろうなぁという思いと、鶴田謙二の表紙に惹かれて購入。
マインドスター・ライジング 上 posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.30 ピーター・F.ハミルトン著 / 竹川 典子訳 東京創元社 (2004.2) ISBN : 4488719015 価格 : ?819 通常2-3日以内に発送します。 マインドスター・ライジング 下 posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.30 ピーター・F.ハミルトン著 / 竹川 典子訳 東京創元社 (2004.2) ISBN : 4488719023 価格 : ?819 通常2-3日以内に発送します。 ■あらすじ 舞台は近未来、政変による破壊的な社会混乱から立ち直りつつあるイギリス。実験的手術により超能力を強化された人間で構成された“マインドスター隊”出身の退役軍人グレッグ・マンデルは、フリーランスのトラブル・シューターとして糊口をしのぐ日々。新興企業イヴェント・ホライズン社を経営するフィリップ・イヴァンズの依頼を受けたグレッグは、同社の軌道工場における不正を解決する。しかし、フィリップの死後、孫娘ジュリアに経営を引きついだイヴェント・ホライズン社には、更なる陰謀が忍び寄る。かつての仲間と共にジュリアを助けるグレッグは、迫り来る脅威から彼女を守ることができるか・・・・・・ ■感想 モノとしては、近未来・超能力ハードボイルドという、日本でもSFからノヴェルズ、ライト・ノベルまでお馴染みのパターン。このタイプの話は、主人公がなんのために戦うか、また、超常能力を得るために何を犠牲にするかという点がポイントで、このあたりに説得力を感じられるかどうかで評価が分かれるように思う。本作品、このあたりは少々曖昧。しかし、旧い仲間たちとのエピソードから、主人公グレッグの過去の因縁の一端をうかがうことができ、今後を期待させる。また、ヒロインのジュリアを含め、グレッグの仲間の多くが超常能力を持ち、また、その能力を得るために明確な代償を支払っているという設定も本作品の特徴。このあたりから、ダークというか地味な雰囲気になっているが、一方で、ストーリーに厚みが出ているような気がする。 シリーズの第1作=導入編として考えると、地味な割に長すぎるかも。しかし、登場人物の印象は頭に入ったので、今後に期待。 ■関連リンク - 『マインドスター・ライジング』@うちの本棚いらっしゃい 一見の印象は、総じてパンツァーもデルタもジャックインもない『ハードワイヤード』みたいな感じ。つうか、そんな『ハードワイヤード』に存在意義はあるのか(笑)。 『ハードワイヤード』とは懐かしい。あれも、タイトルと道具立ての派手さの割に地味な印象があります。 『マインドスター・・・」は、主人公である30男のグレッグに感情移入できるかどうかが、楽しめるかどうかのキーかも。そういう意味じゃ、高校生や大学生には辛いかもしれませんね。まあ、いまどき、海外SF読む人は年齢層高そうだから問題ないか。 - 【書評】マインドスター・ライジング@主として書評 カバー絵が鶴田謙二なので購入しました。 エントリーのタイトル通り、私も同じ購入動機です。しかし、他の鶴田表紙本(『遠き神々の炎』やら『最果ての銀河船団』やら『ラプソディ』やら)と比べるとなんとなく絵が荒れているような気がしませんか? なんとなくですが。まあ、下記みたいに並べてみると、ラプソディ・シリーズの表紙は別格かな。 PR |
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