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表紙の色の綺麗さと力強くもシンプルなタイトルに引かれて衝動買いしたもの。
エリック・ジッリ著 / 本多 力訳 白水社 (2003.3) ISBN : 4560058601 価格 : ?999 この本は現在お取り扱いできません。 この表紙の色は、何色っていうんでしょうかね。日本語には色の名前が沢山あるのに、まったく無知で悲しい。黄蘗(きはだ)でいいのかな?フランス語だとアプリコ? 読み始めてから著者がフランス人と気づいたのもマヌケだが、ジャンルとしての洞窟探検というものはフランス人が始めたものというのには、ちょっとビックリ。もっとも、映画や飛行機なんかと同様、どの国で発明されたものかは諸説紛々という類かもしれない。しかし、ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』の冒頭、探検の装備を整えるシーンにドキドキした経験を持つものとしては、なんとなく納得。 内容の雰囲気は、その筋の本当のプロが、経験に裏打ちされた豊富な知識から初心者にとって必要な基本情報を精選した、という感じで、押し付けがましいところも自慢たらしいところもなくて、好感度高。 構成的にも、 - 準備(洞窟を捜す・装備を整える) - 基本動作(洞窟に潜る。横穴->竪穴->水没->凍結->熱帯という難易度順) - 注意点(危険と救助) - 応用(掘削、測量、撮影、記録) - マナー という明確な流れになっており、ものごとの解説を書くときのお手本として参考になりそうなほど。 ただ、あまりに明快すぎて「よしっ、オレも洞窟探検しちゃるぞ!」と思わせるような情熱的なところが薄い、というあたりがちょっと不満。 『地底旅行』の現代版を書こうという人には、大変、役立ちそうです。 PR |
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