メディヘン3から4への記事移行用なので3.5
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不思議なタイトルは"none but air"の意。このblogでも以前取り上げさせてもらった『スカイ・クロラ』の続編。『スカイ・クロラ』をいたく気に入ったため、同書新書版の巻末に掲載されていた『ナ・バ・テア』刊行予告を見て、心待ちにしていた。なかなか出ないなぁ、と思っていたら、先日、フラッと立ち寄った本屋に平積みになっており、あわてて購入。
森 博嗣著 中央公論新社 (2004.6) ISBN : 4120035417 価格 : ?1,890 通常24時間以内に発送します。 森 博嗣著 中央公論新社 (2004.10) ISBN : 412500871X 価格 : ?1,050 通常2-3日以内に発送します。 ■あらすじ 前作と同じく、「キルドレ」と呼ばれる“死なない子供たち”が戦争を請け負う民間企業に所属し、空戦を繰り返している異世界が舞台。主人公である「僕」は、空を飛びつづけることだけを望む死なない子供。撃墜王が所属する基地に転属となった「僕」は、新型機を手に入れ思うままに空を舞う。しかし、飛び続けることができない人間たちが「僕」を地上に引き戻す。 ■感想 地上に還らなければならないから空を飛び続けることを望むのか、真に飛びつづけることに意味があるのか。 このシリーズでは、空を飛び、戦う、という行為が重要なモチーフとなっているわけだが、『ナ・バ・テア』では、その飛行・空戦シーンの描写が前作からさらに研ぎ澄まされている。1アクション1行で淡々と進むあたり、詩的にすら感じられた。 『スカイ・クロラ』と『ナ・バ・テア』で対になって完結しているようでもあり、書き残されているところがあるようでもあり。青空、夕焼け空ときたのだから、今度は夜空に期待か? ■関連リンク - bk1.co.jp内『ナ・バ・テア』の書評by touma_onlineさん この作品の隔靴掻痒なところを、ネタバレしないでサラッとまとめていて秀逸な評。こういう紹介が書けたらなぁ。 PR |
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