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ハヤカワ文庫SF、2006年12月の新刊。イーガン『ひとりっ子』と同時刊行とは、この年の瀬にうれしい悲鳴、というのはオーバーか。どちらを先に読むか迷ったが、何も考えずに楽しめそうな(笑)こちらを先に読むことにした。

アイアン・サンライズ
チャールズ・ストロス著 / 金子 浩訳
早川書房 (2006.12)
ISBN : 4150115931
価格 : ¥1,050
通常24時間以内に発送します。


■感想

「空から携帯電話の雨が降ってくる」という突拍子もない出だしで始まった『シンギュラリティ・スカイ』の続編。

この著者、タイトルに絡めたネタを冒頭でかますポリシーなのか、今回の『アイアン・サンライズ』では、いきなり“鉄爆弾”が炸裂、恒星がぶっ飛んで新星化するという派手なオープニング。(“鉄爆弾”とは何か、については著者の思い入れが感じられるネタでもあり、作品を読んでみてください)
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ジャック・ヴァンス・・・・・・“あの”が付くような伝説的SF作家だと思うのだけれども、今ひとつ作品の印象が無い。昔々に<魔王子>シリーズを読んだはずなんだが・・・・・・

そのヴァンス作品の新装刊ということで、期待して読んでみた。

竜を駆る種族
竜を駆る種族
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.11
ジャック・ヴァンス著
/ 浅倉 久志訳
早川書房 (2006.11)
ISBN : 4150115907
価格 : ¥693
通常24時間以内に発送します。


■あらすじ

時は遠い未来。いったんは星々に広がりつつも落魄の身となった人類が細々と暮らす惑星、エーリスが舞台。

エーリスの人類は、かつて人類を品種改良して使役する異星種族の侵略を受け、捨て身の戦いで辛くも撃退した歴史を持つ。その後エーリス人は、逆に、侵略撃退の際に捕虜にした異星種族を“竜”と名づけて品種改良。その“竜”を人間同士の戦争の主力兵器として利用しているのだった。

現在の惑星エーリスは、居住地域ごとの勢力に分かれた普通のヒトと、独特の戒律を持ち謎めいた生活を送る“波羅門”に分かれる。通常人の二大勢力であるジョアズ率いる<バンベック平>とカーコロが率いる<幸いの谷>は、それぞれ“竜”の軍勢を育成し、一触即発でにらみ合う状態。そんな中、ジョアズは、波羅門の謎めいた活動と、異星種族の故郷と言われる遊星の再接近の兆候に気づいた・・・・・・
ゴールデン・エイジ 1
ジョン・C.ライト著 / 日暮 雅通訳
早川書房 (2006.10)
ISBN : 4150115850
価格 : ¥1,050
通常24時間以内に発送します。


■感想

この作品、おもしろくて楽しめたんだけど、ややこしい話なんで何をどう書くか……と悩んでいたら、“アルファ・ラルファ大通りの脇道”のTakeman氏がスッキリ見事なインプレッション記事を書かれておりました。

- アルファ・ラルファ大通りの脇道:ゴールデン・エイジ 1 幻覚のラビリンス

物語については、こちらの記事を読んでいただくとして、私は登場するガジェット面についてなぞ。

ハヤカワ文庫SFの新刊、ということで見つけて即購入。

アークエンジェル・プロトコル
ライダ・モアハウス著
/ 金子 司訳
早川書房 (2006.9)
ISBN : 4150115818
価格 : ¥987
通常24時間以内に発送します。


■あらすじ

“メデューサ爆弾”と呼ばれる新型兵器が猛威をふるった戦争後のニューヨーク。人々は“リンク”と呼ばれる無線ネットワークの端末を体内に埋め込み、ネットに依存した生活を送る。一方で、戦争と新兵器開発の源と見なされた科学は勢力を失い、宗教が社会と政治に大きな影響を及ぼしている。

ヒロイン、ディードリ・マクナマスは、元ニューヨーク市警刑事の私立探偵。腕利きのリンク捜査官だった彼女は、同僚が起こした謎の法皇暗殺事件の公判で同僚に不利な証言をしたという理由でリンクへのアクセス能力を奪われ、職場を追われたのだ。

ある日、場末の事務所で呻吟するディードリの元に、美男のイタリア系警官マイケルが現れる。彼は、ディードリに、リンクに出現した“天使”の正体を暴いてほしいと依頼する。しかし、“天使”はバチカンからも公認された奇跡。手に余ると躊躇するディードリに、マイケルは、依頼を引き受ければ彼女のリンク・アクセス能力を復活させると持ちかけるのだった。しかし、アクセス能力の復活が実現すれば、それこそまさに奇跡。ディードリはマイケルの正体を疑いつつ、捜査を開始するのだった……
以前、会社が早く引けて荻窪のささま書店に寄った際に買った本。

この、ささま書店と言う古本屋がなかなかの癖もの。荻窪あたりの古本屋としては、結構広い方で品揃えも豊富であり、ファンも結構いるらしい。はてなダイアリーにもキーワード登録されている(ささま書店とは - はてなダイアリー)し、荻窪の古本屋について書かれた文章ではしばしば目にする古書店なのである。

自分的には、SF系も含めた文庫本が咒実している点がポイント。常時、書棚二、三段分はハヤカワの白背やら創元SFの古いヤツやらが並んでいて、立ちよると必ず2、3冊購入してしまう。先日は、「そう言えばなぜか書棚に無いんだよな」と<ノースウェスト・スミス>もの三冊を購入したし、この『緑の星のオデッセイ』を買った際には、昔図書館で借りて読んだだけの『テクニカラー・タイムマシン』も一緒に買わせてもらった。

緑の星のオデッセイ
フィリップ・ホセ・ファーマー著
/ 矢野 徹訳
早川書房 (1980)
ISBN :
価格 : ¥357
この本は現在お取り扱いできません。

■あらすじ

とある未開惑星に遭難し、中世レベルの世界で辛い2年間を送ってきた主人公アラン・グリーン。ある日、“海”の彼方の都市に「空から来た人間」が捕われているという話を耳にする。捕まっている囚人は自分と同じ地球人だと直感したグリーンは、囚人たちを救出して彼らの乗ってきた宇宙船で帰郷するため、大“海”を渡う冒険に出た。彼の行手に待ち受けるのは、直径1万マイルにおよぶ広大な草原の草の“海”。草原を走る“帆船”に乗って船出したグリーンは、宇宙船を発見し、無事に地球に帰還できるのだろうか……


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