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1巻を読んだ時の興奮が湧かない。これはどうしたことか。『天空の秘宝』『ダイロンの聖少女』という2册の“なんだかなぁ~”というスペースオペラを先に読んでしまって、醒めた気持ちになっていたせいかもしれない。

タフの方舟 2
ジョージ・R.R.マーティン著 / 酒井 昭伸訳
早川書房 (2005.5)
ISBN : 4150115168
価格 : ?735
通常2-3日以内に発送します。

ふたたび手に取ってパラパラとページを見返せば、2巻収録の4作品も出色の出来映え。特に「魔獣売ります」は、陰鬱な雰囲気の中に闘技場の戦いの興奮を漂わせていてなかなか。また、主人公タフが商人の枠を踏み越えてしまう最終作「天の果実」ラストの、タフとトリー・ミューンの迫力溢れる論争シーンには思わず引き込まれた。

う~ん、そうやって思い返すとやはり名作。
読んだ時の自分のノリの問題かな。
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天空の秘宝
天空の秘宝
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.29
ウィリアム・C.ディーツ著 / 斉藤 伯好訳
早川書房 (2005.5)
ISBN : 4150115109
価格 : ?777
通常2-3日以内に発送します。

なんというか力の入ったカバー・デザインに惹かれ、『タフの方舟 2』を後回しにして読み始めた。どう見ても現代スペオペという雰囲気なので、あまり期待していたわけではないのだが、それにしても、なんとも薄味。海千山千のアウトローのはずの主人公が、妙にナイーブなところがよくわからん。bookworm's blogでhasyos氏が、
別に続かなくてもいい感じ。いまいち。

書かれているが、まさに、そういう読後感。
本屋で見てはいたものの、表紙のハヴィランド・タフ氏(この際、タフやんと呼ばせていただきたい。なんとなくですが)が嶋田久作+ハルコンネン男爵(映画版)みたいで不気味なため、ついつい買わずにいたもの。堺三保氏がblogにて最近痛快なSFをあんまり読んでないなあと思ってる人は全員「買い」だ!と書かれていたので、読んでみたら、確かにおもしろかった!

タフの方舟 1
ジョージ・R.R.マーティン著 / 酒井 昭伸訳
早川書房 (2005.4)
ISBN : 4150115117
価格 : ?882
通常24時間以内に発送します。

ジョージ・R・R・マーティンというと、堺さんが触れておられ自分でも紹介を書いてみた<ワイルド・カード>よりも短編「サンドキングス」の印象が圧倒的。「サンドキングス」については、溝口さん@書物の帝国の紹介等を見ていただきたいのですが、ようするに、結構おっかなかったホラーSF→自分的にはマーティン苦手という意識が出来ていたのでした。本書についても、かなり怖いもの見たさ的に読み始めたので予備知識ゼロ。連作短編集であることに気づいたのも、第1篇をしばらく読んで、「この厚さの長編でこの展開はちょっとヘン???」と思ってからという体たらく。その分楽しめたという気がするのでネタバレは避けるべきと思うのですが、内容に触れずに感想を書く自信が無いため、警告付きで書いてみることにしました。(ま、連作短編集であるということぐらいはいいでしょう)

大先輩お二人のblogにて、矢野徹氏逝去の報を知る(更・うれしいがらし日記FIAWOL-blog

作家、翻訳家として多数の業績を残されている矢野氏だが、自分が印象深いのは、下記の作品。

宇宙の戦士
宇宙の戦士
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.26
ロバート・A・ハインライン著 / 矢野 徹訳
早川書房 (1997.7)
ISBN : 4150102309
価格 : ?882
通常2-3日以内に発送します。

前のエントリーで大長編SF<ハイペリオン>四部作を再読した、という話を書いた折も折、日々のちょろいもさんでたらいまわし・本のTB企画「第4回 秋の夜長は長編小説!」という催しが開催されていたのを(今頃)発見。
なんたって長編の大好きなちょろいも。上下巻2段組、なんて聞くとそれだけで涎が…(笑)。というわけで、まったく個人的な嗜好によりみなさまのオススメの長編小説を知りたいなーと思って企画してみました。

私も分厚いハードカバーを見るとドキドキしてきてしまうタイプなので、遅ればせながら、ちょろいもさんの企画にTBさせていただくこととしました。

で、紹介させていただくのは、『ハイペリオン』『ハイペリオンの没落』『エンディミオン』『エンディミオンの覚醒』の四作からなる、ダン・シモンズの<ハイペリオン>四部作。シリーズ物ではありますが、四作合わせて起承転結構成となっていることから、一つの大長編として読むべきものと思っています。


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