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これも、『間取りの手帖』と同じく、しばらく本屋の棚に寝かせて、横目で窺っていたもの。ある日、内なる何かが熟して購入。しかし、今度は自分の本棚に放っておいて、またまた熟成。先週、ようやく読む気になった。読み始めれば、一気に読んじゃうんだが……

グリンプス
グリンプス
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.30
ルイス・シャイナー著 / 小川 隆訳
東京創元社 (1997.12)
ISBN : 448870901X
価格 : ?1,071
通常2-3日以内に発送します。

■あらすじ

時は、1988年。主人公は、テキサス州オースティンでステレオ修理業を営むレイ。彼は、永年、確執のあった父親を事故で無くしたばかり。結婚して10年以上経つ妻との関係もうまくいっていない。そんな彼は、ある日、自分の不思議な能力に気づく。ビートルズが後期の揉め事にとらわれずにいたら、”ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード”は、こういう風に録音されていたのではないか……彼がスタジオの情景に想いを巡らすと、まさにその通りのテイクがステレオから流れ出したのだ。そのテイクを録音し、海賊版専門のレコード会社に持ち込んだところ、直ちにCD化決定。こうして、レイは、ロックだけではなく歴史を変えたかもしれない、ドアーズ、ビーチ・ボーイズ、ジミ・ヘンドリックスの幻のアルバムの制作に乗り出す……

タイトルは、60年代のコンピレーション・アルバム"Glimpses"から(らしい)。本文543ページに、50ページの訳注・訳詞・解説が付く。作品自体も結構な大作だが、訳者の小川隆氏も思い入れたっぷりの力の入りよう。
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『銀河英雄伝説』のファンなら、乱世における天才的な軍略家や政略家の活躍を描いた物語のおもしろさをよくご存知だろう。この物語は、未来の地球における天才的戦略家同士の知能戦・心理戦を主題にしており、その駆け引きをたっぷり味わえる。(ただし、宇宙艦隊は「戦略的に」封じ込められているため、銀英伝のような宇宙戦闘は出てこない)
 
...あれ、そんな話なの?と思ったO.S.カード/エンダー・ファンの方。今回は戦略家の駆け引きがストーリーの主旋律となっていますが、全体をドライブするリズムとして、人間性への洞察に溢れるカード節は本作でも絶好調ですので、ご安心を。

シャドウ・オブ・ヘゲモン 上
オースン・スコット・カード著 / 田中 一江訳
早川書房 (2003.11)
通常2-3日以内に発送します。

シャドウ・オブ・ヘゲモン 下
オースン・スコット・カード著 / 田中 一江訳
早川書房 (2003.11)
通常2-3日以内に発送します。

■あらすじ

本書は、『エンダーズ・シャドウ』の続編であり、<エンダー>ものの第6作にあたる。
”エンダー”とは、傑作『エンダーのゲーム』において、異星人の侵略から地球を守った少年エンダー・ウィッギンのこと。エンダー自身の物語については、その後、正編シリーズとして計4作が執筆されている。一方、『エンダーズ・シャドウ』と『シャドウ・オブ・ヘゲモン』は、エンダーと共に彼の部下として地球を守る戦いを指揮した11人の少年・少女たちの中で、もっとも優秀だったビーン少年が主人公。
 
前作は、エンダーとエンダーの戦いをビーンの視点から描いたものだったが、今回は、異星人との戦いの後、ビーンと彼の仇敵となった少年の地球をチェス盤とした戦いを描く。タイトルの”ヘゲモン”は、作品世界において、地球を統べる統治者を意味する。だが、ビーン自身が統治者=ヘゲモンとなるわけではなく、エンダー・ファンにはおなじみの人物がヘゲモンとなることをビーンが助けるストーリーから”シャドウ”がつく。
『カタロニア讃歌』、『物語 カタルーニャの歴史』に続くカタルーニャもの。

さらば、カタロニア戦線 上
スティーヴン・ハンター著 / 冬川 亘訳
扶桑社 (2000.10)
ISBN : 4594030017
価格 : ?680
通常2-3日以内に発送します。
さらば、カタロニア戦線 下
スティーヴン・ハンター著 / 冬川 亘訳
扶桑社 (2000.10)
ISBN : 4594030025
価格 : ?680
通常2-3日以内に発送します。

■あらすじ

1936年のヨーロッパ。名門イートン校での挫折、ビルマでの警察勤務ののち、文筆家の道を志す青年、ロバート・フローリー。彼が引き受けたスペイン内戦取材特派員の真の姿は、英国情報部MI6のエージェントだった。ソ連スパイの嫌疑をかけられた旧友の詩人ジュリアン・レインズの監視を、否応無く引き受けさせられたフローリーは、革命と内戦に沸くバルセロナへと向かう。
<星虫>シリーズ第4作。『鵺姫真話』に続けて読みました。

鵺姫異聞
鵺姫異聞
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.30
岩本 隆雄著
朝日ソノラマ (2002.9)
ISBN : 4257769637
価格 : ?630
通常2-3日以内に発送します。

■あらすじ

人類宇宙移民計画の拠点・“プロジェクトシティ”。そこでパトロール隊員として働く田中隆は、謎の山伏が持ち込んだ石の力で、戦国時代へと飛ばされてしまう。彼はそこで巨大な“鬼”に出会い、宇宙に迫る破滅の危機と、それを防ぐことのできる女性の存在を知らされる・・・・・『鵺姫真話』を別視点から物語であり、<星虫>世界の因果の大本が語られる物語。
連作<星虫>シリーズの第3作『イーシャの船』が思いのほかおもしろかったので、この第2作も読んでみました。ネット上でも評判の高い本シリーズ、さすがに近所の本屋もしっかり在庫有り。読みたい本がすぐ買えるのって幸せだなぁ。

鵺姫真話
鵺姫真話
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.29
岩本 隆雄著
朝日ソノラマ (2000.8)
ISBN : 4257769122
価格 : ?600
通常2-3日以内に発送します。

■あらすじ

戦国時代、高牧城の城主・鵺姫は、何千人もの人間を喰らったあげく、身内の裏切りによって滅ぼされる。斬首された彼女の首は復讐を誓って宙を舞い、祟りを恐れた人々により、姫森神社の祭神として祀られることとなった・・・・・・というのが奈良にほど近い高牧市に伝わる伝説。
 
姫森神社の神主の孫娘である女子高生・純は、人類の宇宙移民を目指す“プロジェクト”の中枢で活躍していたが、挫折して故郷・高牧に戻る。故郷に戻った純は、地元の中学生・ひろし、叔父叔母に育てられる早熟小学生・まさるとともに鵺姫伝説成立を巡る謎と冒険に巻き込まれることになった・・・・・・


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