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久々の出張帰り、新幹線の中で読むものを探して入った仙台駅の書店でゲット。その時はなんだか、「ストーリーは軽いが、設定は凝りまくり」、というものを読みたい気分だった。そこで、ライトノベルのコーナーに行き、平積みの中から漢字が多い雰囲気のものを購入。タイトルにも作者名にもまったく馴染みがない作品を適当に選んだ割には、好みのものをうまく引き当てた感じ。

されど罪人は竜と踊る
浅井 ラボ〔著〕
角川書店 (2003.2)
ISBN : 4044289018
価格 : ?650
通常2-3日以内に発送します。

■あらすじ

舞台は、魔法が「咒式」と呼ばれる“科学”として体系化された世界。そこはまた、強大な力を振るう竜や異次元から現れる禍つ式といった「異貌のものども」に人類の文明と社会が脅かされる世界でもある。主人公のガユスは、咒式を操り異貌のものどもと戦うフリーの攻性咒式士。咒式剣士である相棒のギギナと共同設立した零細事務所をやりくりしながら、異貌のものどもとの戦いから猫探しまで、咒式で解決可能なあらゆる事件で糊口をしのぐ日々を送る。
 
観光と貿易と外交の都市・エリダナ市に事務所を構えるガユスとギギナは、役所の下請け仕事がきっかけで巨大な竜と戦うハメになり、さらには、国家を揺るがす陰謀に巻き込まれていく・・・・・・
 
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ふたりジャネット
テリー・ビッスン著 / 中村 融編訳
河出書房新社 (2004.2)
通常24時間以内に発送します。

■あらすじ

表題作「ふたりジャネット」は、主人公ジャネットの生まれ故郷であるいなか町に有名作家が続々転居しはじめて・・・・・・というビッスン独特のケンタッキーを舞台にしたファンタジー。他にヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を総なめしたという「熊が火を発見する」や、天才中国人が活躍する<ウィルスン・ウーもの>連作3篇ほか、全9編。
不思議のひと触れ
シオドア・スタージョン著 / 大森 望編
/ 大森 望訳 / 白石 朗訳
河出書房新社 (2003.12)
通常2-3日以内に発送します。

■内容

一昔前には、SF入門書(SFって「入門」するものだったんだよなぁ)やオールタイム・ベストに必ずといっていいほど取り上げられる“名作SF”というものがあった。シオドア・スタージョンの『人間以上』もその一つだろう。本書はそのスタージョンの短編10編を集めた作品集である。収録作は、初訳のもの、短編集未収録のもの、収録短編集が絶版となったものから集められており、いづれも現在読むのが困難なものばかり。また、作品のジャンルについても、スタージョンの多芸さをカバーすべく選択に工夫が凝らされている。たとえば、表題作「不思議のひと触れ」」はロマティック・ファンタジー。デビュー作「高額保険」や「もうひとりのシーリア」はサスペンス調。初訳の「閉所愛好症」や「雷と薔薇」は、昔懐かしいSF短編の趣き。ユーモアについては「裏庭の神様」「タンディの物語」・・・・・・といった幅の広いセレクションになっている。
文学賞メッタ斬り!
大森 望著 / 豊崎 由美著
パルコ (2004.3)
通常24時間以内に発送します。

■内容

SF翻訳家・大森望氏とライター・豊崎由美氏(肩書きはカバー折り返しの著者紹介より)が、小説ジャンル全般に渡る各種文学賞の最新の授賞状況を巡り対談を繰り広げる。それだけだと、そもそもなんで単行本になるの?という感じだが、芥川賞・直木賞からミステリー、SF関係の賞まで、拡散した小説ジャンル全体の状況を「文学賞」という切り口で切り取ったアイデアに価値がある。
 
全体が14の章(ROUND)からなる。おおむね以下のような、三部構成となっている。
導入部は、芥川賞をはじめ、いわゆる「文学」系の文学賞(ROUND1?4)。続いて、現在好調(なんですよね?)で
境界的な作品も多いミステリー関係(ROUND5?9)。終盤は、ファンタジー、SFに触れた後、名誉賞的な賞に言及し、ラストを地方文学賞に充て、「文学賞甲子園」でオチとなる(ROUND10?13)……はずが、出版時期が芥川賞・直木賞発表直後となったということで、オーラスROUND EXは今年の両賞受賞作に関する電話対談で幕。
前巻の発売から、はや30ヶ月。第1巻が発売された1998年6月から勘定すると、平均、約8ヶ月半ごとに次の巻が出ていることになる。遅筆をもってなる作者だが、今回は待ちくたびれたのであった。もう出ないのかと思ってましたよ。トホホホホ。

皇国の守護者 8
佐藤 大輔著
中央公論新社 (2004.3)
ISBN : 4125008027
価格 : ?945
通常2-3日以内に発送します。

■あらすじ

仮想戦記のスタイルを借りて近現代日本の再創造を図る、著者お得意パターンのスチームパンク/ファンタジー版。
<光帯>と呼ばれるリングを持った、とある惑星に広がる<大協約世界>。そこでは、通常人類に加え、両性具有人や超能力者、そして竜族が共存しながら、我々の世界の産業革命期に相当する社会を構成していた。そして、<大協約世界>の過半を支配する巨大陸軍国家<帝国>が次なる矛先を向けた相手は、大陸東方の島国<皇国>。圧倒的な戦力で襲来した帝国軍の前に、封建制を色濃く遺す皇国軍はなす術も無い。巨大な敵にかろうじて一矢を報いたのは、平民出身の一陸軍大尉・新城直衛のみだった。
 
1巻以来、圧倒的な帝国軍に対し壮絶な撤退戦・防衛戦を繰り広げ、皇国軍立て直しの猶予を稼ぎだした新城直衛が8巻で立ち向かうのは、祖国を売り渡しても生き残りを図ろうとする守原家のクーデター。なんと5巻冒頭で既に描写済みの“凱旋式”翌日、冬の帝都の早朝を震撼させて始まったクーデターに対し、新城の反撃が開始される……はずなのだが、8巻ではクーデターの初動までで、まだ反撃は始まりません(ToT)。


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